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湖上遊覧船「トム・トーヤの冒険号」から降りて、いよいよ中島トレッキング体験に挑むあかりちゃんとまさみちゃん。 中島は、周囲約9.6kmほどあり、今回体験するトレッキングは、島のほぼ中心部に位置する巨木アカエゾマツまでの片道約2km。 原始林に囲まれた山道をゆっくりと自然を肌に感じながら歩く人気の高いコース! 今回ご案内していただくのは、洞爺ガイドセンターの鈴木利典さん(写真左)。 |
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スタートする前に簡単なコース説明をしていただく。 巨木を目指して片道約30〜40分、高低差約100mのコースを体験することに。 説明の最後に「運が良ければ、エゾシカに遭えると思います。」という鈴木さん。 「遭いたいね〜!」とまさみちゃんは期待を胸に膨らませる。あかりちゃんも目の前に広がる大自然に元気いっぱい! それではいよいよ、トレッキングスタート! |
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スタート地点のゲートをくぐるともうそこは森の中。二人は鈴木さんの話を聞きながら歩いて行く。 歩き始めてまもなく、1本の倒れた樹木に遭遇!(写真左) 「今年の春先に何本かの木が風で倒れてしまったんです。この一帯は土の層が浅く強い風が吹くと木が倒れてしまうことがあるんです。」と鈴木さんは話す。 |
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10分くらい歩いた所に今度は、幹の周りをぐるりと木の皮を剥がされてしまった木があった。 「何か削ったような痕があるよ?」と、あかりちゃん。 「これは、冬期間食べ物が無い為、木の皮を鹿が食べてしまったんです。鹿は前歯が下にしかなく、その前歯で剥きながら食べているので、このような痕が残っているんです。これほど奇麗に一周剥がされてしまうと、木の生命も絶たれてしまいます。」と、鈴木さんが説明をしてくれる。 鈴木さんの話を聞いてあかりちゃんは思わず(?)鹿が木の皮を食べているところを想像してしまったようでした(右写真)。 |
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道中、まさみちゃんがふと斜面の穴を見つけた。 「これ何だろう?」と手を入れてみると中からは冷たい風が!「気持ちいい〜!」 「これは風穴(ふうけつ)と呼ばれるものです。出てくる風の温度は、6〜7度で真夏は天然クーラーのようですヨ!」と話す鈴木さん。 この風穴、一説には冬の間に蓄積した雪や氷が地中に残り冷たい風を送っているのではないかと言われているそうだが、原因はまだ解明されていない。 ただ、この中島が「新しい火山」だからこそ見られる自然の神秘だとか。 「こんなの見られるなんてラッキー!」と、まさみちゃん大喜び! |
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又、今回のトレッキングでは様々な植物を見つけることができた。 丁度この時期に見ることができる「ヒトリシズカ」や、木の種類では珍しくオスとメスの区別があるという「サンショウ」、そして葉がハート型になっている「カツラ」などなど。 いずれも、普段都会で暮らしていると滅多に手で触れる事ができないものばかり。
まるでターザンになったようにすっかり大自然を満喫するあかりちゃんなのでした。 さぁもうちょっと歩くと大平原、そして巨木アカエゾマツがある所までもうすぐだ!次のページへ。 |
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