中島トレッキング 【1ページ目】【2ページ目】
大平原
大平原中島のほぼ中央、大平原に到着した二人。
「ひろ〜い!!」と走って新芽の息吹が眩しい木の根元へ。
「すごい気持ちイイ!」とまさみちゃんは大感動!!


「晴れていれば、山の間から羊蹄山が望める絶好のポイントなんですけど、今日はちょっと残念ですね。」と鈴木さん。晴天ならくっきりと見えるらしい(右写真)。
この大平原にも様々な植物がある。
左写真のコウライテンナンショウは通称マムシグサと呼ばれている。
これは閉じた葉の模様がマムシに似ているからこの名が付けられた。
又、右写真の富貴草(ふっきそう)は年中緑を保っており木の仲間に属するらしい。
コウライテンナンショウ(通称マムシグサ) 富貴草(ふっきそう)とタンポポ
この辺りの植物はいずれも茎が短くなっている。
「16〜7年前までは笹などもあったんですが、丈のある植物は鹿の食料になってしまったようです。タンポポなど残っている植物の丈が短いのは、鹿に食べられないよう、独自進化したと考えられています。」と、鈴木さんは話す。
なるほど!植物も必死で生きているようだ。
巨木「アカエゾマツ」に到着!
巨木アカエゾマツ
エゾマツ前で記念写真
マツの根元
大平原を後にして更に300m程登った所に、一際背の高い樹木が二人の前に姿を現した。
巨木「アカエゾマツ」だ!
高さ約31m、幹周約6mもあり、人が3人両腕を広げて繋がっても囲み切れない程太い幹の巨木に「おっき〜ぃ!!」とまさみちゃんは目を見開くほど。

既に樹齢350〜400年になるこのアカエゾマツは林野庁が平成12年に「巨樹・巨木百選」の一つとして選定。

昨年にはなかった木で造られた上底の歩道と階段が、根元を守る為、設けられた(左上写真)。

2人はエゾマツの前に立つと、その圧倒的な高さに呆然としていた。
あかりちゃんは「このままもっと長生きしてほしいね〜」と呟いていた。
帰る道の途中…
まさみちゃんまで…?!
※マウスを当ててみよう!
帰りは同じ道を通ることになるが、逆方向に見ると来たときとは景色が変わって見え、新しい発見が多くある。
「あ、またツルあるよ〜!」とあかりちゃんが見つけると、まさみちゃんが駆け寄る…そして?!
あかりちゃんに続いて、まさみちゃんもまたもやターザンになってしまった。
よっぽど二人は、ターザンが好きらしい?!
帰りは下りの道が多く比較的楽な道のり。
途中倒れた木から生えている木を発見(右写真)。
倒れた木は幹にコケが生え、その上にトドマツなどの種が落ち、新たな生命が誕生する。

自然はこうして、生態を保ち続けているのだ。
結局、道中はエゾシカに遭えず二人は残念そう…するとそこに鈴木さんが「エゾシカいますよ!」と!(左写真)なんと、この日は湖畔側の山の中にエゾシカがいました。
「あ!いた〜!!」とまさみちゃんが指す先に2頭、こちらをジッと見ている。
左写真上のエゾシカは以前、調査のために中島で捕獲され首輪をつけられたそうだ。

「昨年は約400頭ほどいたのですが今年の春先に調査したところ約300頭ほどに減少していました。残念なことです。」と話す鈴木さん。
「今度また来たときには増えているといいな〜。」とまさみちゃんは早くもカムバック宣言?!

又、中島にはオオコブハクチョウが2羽生息している(右写真)。
この日は、何と陸に上がっていた!
巣作りをしている様子。
オスのトーちゃん(勝手に命名)は、巣の周りをノソノソ歩き回りながら、近づくカメラマンを威嚇する(右下写真)など、外敵から巣を守っている。
メスのヤコちゃん(勝手に命名)は巣に座り、卵でも産むのだろうか?
トーちゃんとヤコちゃん!頑張って子づくりに励んでくだされ!
今回ガイドしていただいた鈴木さんは「巨木アカエゾマツに限らず大きな木が多く、子供からお年寄りまでどんな方でも気軽に触れられて楽しめる、そんな昔の森林の姿が中島の魅力ではないかと思います。また今年は夏休み期間限定で1時間くらいのトレッキングを計画していたり、冬のトレッキングも企画しています。中島の冬は長靴で歩ける程度の雪なので、また一味違ったトレッキングが楽しめると思いますので、ぜひ体験してほしいです。」と話しておられました。
さぁ、たっぷり大自然を楽しんだ二人はいよいよ湖畔亭へ!
今回は新味旅情プランをご紹介します!
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