[TOP Page] [1Page] [2Page] [3Page] [4Page] [5page] [6page] [7page] [8page] [9page] | ||
◆襟裳岬 風の館 | ||
えりもは、風速10m以上の風の吹く日が、年間290日以上もある、日本屈指の強風地帯。 それにちなんで平成9年6月に新しい観光のスポットとして襟裳岬にオープンしたのが襟裳岬『風の館』だ。 以来、この施設を訪れる観光客が耐えない程の超人気スポットである。 玄関を入ると、吹きぬけ状になった広いスペースに驚かされる。 右手には、PC用のモニターが数台設置され、襟裳周辺の観光名所や動植物などの情報を見ることができる。 これにはあやちゃんもビックリ! |
||
◆えりも風体験 | ||
この施設には風の館名物であるスゴイ物がある。 何と「襟裳の風」と題して風速25mを体験できちゃうのだ。 早速、挑戦したお二人さん。 「キャー!」と叫んでいるらしいが、声にもならぬ程、真っ直ぐ立ってもいられない強風! 何故か前へ前へと進む二人。 どさんこ根性まる出し状態である。 北海道人は、吹雪になると風に向かって歩く癖がある!? ほんの数分であったが、髪の毛もグチャグチャ状態でひと言「アy○フェhら▽stウンォc×」何を言っているのかワカラン! |
||
◆アザラシウォッチング | ||
気をとり直した二人はいよいよアザラシウォッチング! と、いっても岬のはるか4km先の岩まで泳いで行く訳ではない。 館内にある広い展望スペースから望遠鏡で観るのだ。 |
||
なかなか見つけられない二人。 「どこどこ?」「アレそうかなぁ〜」 実は今日、約30頭ほど、岩の上で日向ぼっこをしている情報を先に聞いていたのだが、どこの岩なのか?見つけられず、わからないのだ。 また、ゼニガタアザラシは保護色となっていて岩との見分けがつき難い。 何とかそれらしき姿は見られたが、到底満足できる訳がない。 |
||
「じゃあ、私よりもっと詳しいアザラシ研究家の石川さんをご紹介しますよ!」と、何と心強いお言葉! 早速ご紹介していただく事になった。 |
||
◆ゼニガタアザラシ発見! | ||
何とここ風の館に勤務される方で係長の石川慎也さん(左写真)。 「まずは、ライブカメラがありますので、こちらへどうぞ。」と、案内される。 「うわ〜たくさんいるいる!かわいい〜!」と、感激するさっちゃんとあやちゃん。 これがゼニちゃんことゼニガタアザラシ(右写真)である。 |
||
この映像は、手元で簡単に遠隔操作ができるハイテクなカメラシステムによって映し出されたもの。 左写真が2階の天井に設置されているカメラ。 年中、このカメラによって、岬の先端の岩場まで監視でき、ワイドビジョンTVに映し出すリアルタイム映像を観る事が可能なのだ。 誰でも、霧がかかっていなければ観る事ができるなんて素晴らしい! |
||
ここ、えりも岬には、およそ300頭のゼニガタアザラシが棲んでいる。 北海道沿岸で見られるアザラシは5種類。 その殆んどは、流氷の時期によって北の海域からやって来るものばかり。 唯一、年間を通して決まった岩場に棲息するのが、このゼニガタアザラシなのだ。 この厳しい環境のえりも岬の海で餌を取り、子供を産み、育てている。 まさに野生そのままをここから観察できるところなのである。 ちなみにタマちゃんことアゴヒゲアザラシは、単独行動をとる習性があり、偶然観ることができるが、石川さんの話によれば、「アレはかつて聞いた事も観た事もない珍事件です。」と首を傾げる。 誰かが多摩川まで運んだ?としか考えられないような気がするのは、ここにいる私達だけでしょうか? 早く保護し、広い海原に放してあげる方が良い気がする。 野生の動物にとって大自然の恵みを受ける環境をいつまでも残るよう私達人間が守っていかねばならない気持ちになる。 右の写真の指先にはラッコが顔を出している。 貝を獲っている様子。 水族館ではよく見るが野生のラッコも観られるなんて!「今日は、本当にラッキーですよ。普段、なかなか観られないです。」と、石川さんも嬉しそうに話される。 次は、このゼニガタアザラシを撮り続ける写真家をご紹介することにしよう。 |
||
[TOP Page] [1Page] [2Page] [3Page] [4Page] [5page] [6page] [7page] [8page] [9page] |